一休み

 箸休めに積読本を消化。

 お金や経済成長では幸せになれないと思ってる方向け。
ミクロ、マクロと経済政策がどう関わってるのかがわかる。成長政策や再分配政策の俗説も、経済学のモデルを使ってバッサリと切り捨てている(例えば最低賃金規制は、最も切実に仕事を求めている人の就業機会を奪う可能性が高いことを指摘)。
 飯田氏の政策論には賛否があるだろうが、読んでみて損はないかと。
 ……って、経済学の箸休めになってない。
秒速5センチメートル one more side

秒速5センチメートル one more side

 久しぶりの小説(ラノベ?)。1話だけ読んで積んでた。付箋を貼っていた個所を見直してみたら、澄田姉が。
 タカキがいろんな女性と付き合ってるのを見ても、全然「爆発しろ」とは思わないが、澄田姉と何度か1対1で話していることだけはうらやましい。
 たまには苦手だった澄田姉のことも思い出してあげてください。
 若い時にこういう大人と出会えるって、結構幸運なんだぞ、と思っている。いざ会ってみたら、タカキじゃなくても逃げまわって、まともに話を聞いたりはしないんだけどね。我ながらじじくさい感想だ。
 この本は自己嫌悪に陥ってる時の方が感情移入できるよ。多分。途中で凹んだ。
 それと、アニメ版の最終話をみて陰鬱になったピュアな男性は、小説で救われてください(笑) 今検索してたらコミックスも出てるね。